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花が咲いて実がなって、さぁ秋の稲刈りです
夏に稲穂の赤ちゃんが育ち、やがて花が咲きます。花が咲き終わり、秋になるとイネはお米を作りはじめます。稲穂が実ってくるのを待っていたのは、人間だけではありません。
イネの穂がでると待ちかねたように一斉にスズメがやってきて、穂についたお米を食べてしまうのです。スズメ退治は、いまも昔もあまりかわっていません。ネットなども見られますが、基本的にはかかしや音で脅かすあきカン鳴子でしょう。
素人が米作りするなら、スズメ脅しも自分で手づくりしてみましょう。あきカン鳴子は5mほどの竹竿の先端に小石を入れたあきカンを2、3個結びつけます。竹竿の先端から30〜40p下に長い紐をくくりつけ、田んぼで見張りながらスズメが来たら紐を引いて音を鳴らして撃退。撃退というには、あまりにもほのぼのとした道具ですけどね。
いよいよ稲刈りのタイミングは、穂先の色を見て決めましょう。穂をよく見ると先端の籾は白く乾いているのに根もとに近いほうは、まだ少し青みが残っています。穂先から三分の一くらいの色が変わった時点が、ちょうど稲刈り時です。
稲を刈るには根もとから刈る根刈りと、穂先だけ刈る穂刈りがあります。腰をかがめなければできない根刈りのほうが重労働なのですが、これは米だけではなくワラも利用してきた日本独特の刈り方(弥生時代までは穂刈り)。せっかく米作りに挑戦するなら、副産物のワラも利用できる根刈りにトライしてみては?
素人が米作りに挑戦